「動物病院で消化器サポートの缶詰をすすめられたけれど、1日に何缶あげればいいの?」——療法食は普段のフードと給与量の感覚が違うため、迷ってしまう飼い主さんは多いものです。
この記事では、ロイヤルカナンの犬用消化器サポート(低脂肪)ウェット缶について、体重別の給与量の目安を一覧でまとめました。
- 消化器サポート缶詰の体重別給与量の目安(1日あたり)
- ドライフードと併用する場合の考え方
- 与えるときの注意点と量を調整すべきサイン
給与量はパッケージの目安表+獣医師の指示で決める

先に大前提をお伝えします。消化器サポートは特定の疾病または健康状態にある犬の食事療法に使うことを目的とし、獣医師の診断・指導のもとで使用する食事療法食です。
そのため、最終的な給与量は、パッケージ記載の目安表をベースに、かかりつけの獣医師の指示で決めるのが正解です。同じ体重でも、犬の状態(痩せ気味か太り気味か)や病状によって適切な量は変わります。
そのうえで、目安表を次にまとめます。
【体重別】消化器サポート低脂肪ウェット缶の給与量目安
犬用消化器サポート低脂肪ウェット缶(1缶200g)を、==缶詰だけで給与する場合==の1日あたりの目安は次のとおりです(メーカー掲載の給与量表に基づく)。
| 犬の体重 | 痩せ気味 | 標準 | 太り気味 |
|---|---|---|---|
| 2kg | 1缶 | 1缶 | 3/4缶 |
| 5kg | 2と1/4缶 | 2缶 | 1と1/2缶 |
| 10kg | 3と1/2缶 | 3と1/4缶 | 2と3/4缶 |
| 15kg | 4と3/4缶 | 4と1/4缶 | 3と3/4缶 |
| 20kg | 6缶 | 5と1/4缶 | 4と1/2缶 |
ポイントは3つです。
- 1日の給与量を2〜3回に分けて与える
- 体重だけでなく「痩せ気味・標準・太り気味」の列で量が変わる
- 表はあくまで開始時の目安。体調や便の状態を見ながら獣医師と調整する
なお、体重が表の中間の場合(例:7kg)は前後の値の間で調整し、正確な量はかかりつけの獣医師に確認してください。ロイヤルカナンは愛犬の情報から給与量を計算できる公式ツールも提供しているので、あわせて活用すると便利です。
ドライフードと併用する場合の考え方
缶詰とドライを混ぜて与える場合、それぞれを単純に足すとカロリーオーバーになります。ウェットは水分が約75%を占めるため、同じ重さでもドライとはカロリーがまったく違うからです。
併用時は「1日に必要なカロリーの何割をウェットで、何割をドライで摂るか」という考え方で配分します。配分の計算は自己流で行わず、パッケージの併用給与表や獣医師の指示に従ってください。
与えるときの注意点

①自己判断で量を増減しない
「食いつきがいいから多めに」「残したから明日は減らそう」と日々変えてしまうと、療法食としての役割が果たせません。量の変更は便の状態や体重の変化とあわせて、獣医師に相談してから行いましょう。
②フードの切り替えは段階的に
急な切り替えは、消化器が敏感な犬にはかえって負担になります。今のフードに少しずつ混ぜながら、数日〜1週間ほどかけて移行するのが基本です。
③開封後は冷蔵保存し、早めに使い切る
缶詰は開封後の傷みが早いフードです。残った分はラップなどで密封して冷蔵庫で保存し、翌日中を目安に使い切ってください。冷蔵庫から出した直後の冷たいフードは食いつきが落ちることがあるため、常温に少し戻してから与えるのがおすすめです。
④「量を食べない」ときは獣医師に相談を
目安量を食べきれない日が続く、逆に食べても痩せていく、便の状態が改善しない——こうしたときは量の問題ではなく、治療方針そのものを見直すサインかもしれません。自己判断で別のフードに変える前に、必ずかかりつけの獣医師に相談してください。
関連するよくある質問
- 犬のドライフードとウェットフードの水分量は?
-
ドライフードの水分量は10%程度以下、ウェットフード(缶詰・パウチ)は75%前後が一般的です。同じ重さでもウェットは大半が水分のため、カロリーはドライよりずっと低くなります。給与量の表がフードごとに大きく違うのはこのためで、併用する場合は単純に足さず、カロリー配分で調整してください。
まとめ:目安表を起点に、獣医師と調整しながら与えよう
- 消化器サポート缶詰の給与量は体重×体型(痩せ気味〜太り気味)の目安表が起点
- 1日量は2〜3回に分けて与え、ドライ併用時はカロリー配分に注意
- 療法食のため、量の増減や継続の判断は必ず獣医師と相談する
なお、そもそも消化器サポート系のフードがうちの子に必要なのか、どう選べばいいのかを知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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参考・出典

