酸素室ガイド

はじめての酸素室ガイド

ペット用酸素室ガイド

呼吸がつらそうなとき、おうちで使える酸素室。
実際に1か月借りて、電気代・音・広さを全部測りました。
申し込む前に知っておきたいことを、数字でまとめています。

実測データ:2026年9月に自宅で計測

ペット用酸素室のイメージ
写真はイメージ

こんなとき、酸素室を考えはじめます

  • 寝ているときの呼吸が速い・浅い気がする
  • 口を開けて息をしたり、苦しそうな姿勢をとる
  • 動物病院で「おうちでの酸素」をすすめられた
  • 通院や入院の負担を、少しでも減らしてあげたい

※呼吸の異常は急を要することがあります。まずはかかりつけの動物病院に相談しましょう。

実際に借りて、測りました

私が実際に1か月借りたレンタル酸素室を、自宅(5畳の部屋)に置いて計測した数値です。カタログの数字ではなく、届いた実物で測っています。

電気代(24時間) 約182円/日 30日で約5,454円(22円/kWh)
稼働音(扉1枚の隣室) 35〜41dB 冷蔵庫の動作音くらい
必要な設置スペース 55×102cm〜 濃縮器とケースを並べた実測
申し込みから到着 翌日 期間は納品日から起算
組み立て時間 約30分 ほぼケースの組み立て
濃縮器の重さ(梱包時) 23.7kg ケースは10.7kg・2人で搬入推奨
測定条件を見る
  • 電気代:電源プラグとコンセントの間に電力計(節電エコチェッカー)を挟み、23.12時間連続で計測 → 7.96kWh(瞬間消費電力 351.2W)。60Hz地域・エアコン不使用
  • 定格消費電力は400Wですが、実測は約351W。定格で計算すると実際より15%ほど高くなります
  • 音:本体からの距離と部屋を変えて計測(実際の音の動画は実測レポートに掲載)
  • サイズ・重さ:届いた実物を計測(重さは梱包状態)
  • 酸素濃度は濃度計を持っていないため実測していません

電気代を試算してみる

電気の単価(検針票に記載)
1日あたり約61円
30日あたり約1,818円
30日の電力量約83kWh

実測の1時間あたり約0.34kWhで計算。レンタル料とは別にかかります。使用時間はかかりつけの動物病院の指示に従ってください。

置き場所は「幅55×奥行110cm」で考える

ケース(酸素室) 75 × 55cm 濃縮器 約102〜110cm 55cm ← 吸気フィルター
上から見た図(実測)。チューブの長さは約2m7cmなので、2つは近くに置きます。
  • フィルターを外側に向けると102cm、ケース側に向けると110cm。ギリギリならこの8cmで決まります。
  • 5畳の部屋に置けました。ただ「家具のすき間に置ける」感覚ではなく、部屋に入ると目に入る存在感です。
  • ケース本体は75×55×高さ54cm、濃縮器は60×45×25cm。
  • 置き場所を決めてから申し込むと、届いてから慌てずに済みます。

音は「扉1枚」で冷蔵庫くらいに

扉1枚を隔てた隣室冷蔵庫の動作音 35.3〜40.7dB
手が届く距離換気扇・洗濯機 52〜58.8dB
近距離 70.3〜72.7dB
吸気フィルターの真横耳を近づけて測った最大値 72.6〜79.3dB

一定のリズムで「呼吸するように」音が大きくなったり小さくなったりします。内部の切り替えによるもので故障ではありません。寝室の隣や廊下をはさんだ場所なら、就寝中に気になることはほとんどありませんでした。

選ぶときに見ておきたい3つのこと

  1. 1

    サイズと置き場所

    体の大きさに対して向きを変えて横になれる広さか。濃縮器も含めて「幅55×奥行110cm」を目安に、置く場所を先に決めます。

  2. 2

    濃度の管理と使いやすさ

    獣医師にすすめられた濃度を保てるか。タイマーの有無、温度がこもらないか、操作がシンプルかも確認します。

  3. 3

    費用と使う期間

    月額だけでなく、ケースの有無・電気代・送料・中途解約の条件まで含めて比べます。期間が読めないなら短いプランから。

実際にかかった費用

1か月で支払った金額 35,200円 税込・1か月+ケース(ケージ)レンタルのプラン
  • ケース込みかどうかで金額が変わります。公式サイト掲載の1か月プランの月額は27,500円。私はケースを持っていなかったので、ケースもセットのプランで35,200円でした。
  • レンタル料とは別に電気代がかかります(24時間で月5,000〜7,000円程度)。
  • レンタル期間は「納品日」から数えます。申し込み日ではありません。
  • 1か月プランは途中でやめても追加費用なし。3か月・12か月プランは単価が下がるかわりに、途中でやめても契約期間分の支払いがあります。
  • 返却時の送料は利用者の負担です。濃縮器は梱包時23.7kgあるので、その前提で予算に入れておきます。通常使用の傷は弁償の対象外でした(故意の破損を除く)。

※料金・プランは改定されることがあります。申し込み前に必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。

料金とサイズを、
まず確かめておきましょう

申し込みから返却までの流れ

  1. 1

    申し込み・決済

    支払いはクレジットカード。プランは「ケース込みか」「期間」で選びます。

  2. 2

    翌日に到着

    段ボール2箱(濃縮器・ケース)。レンタル期間はこの納品日から始まります。

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    搬入

    濃縮器は梱包状態で23.7kg。階段がある家は、2人で運べるよう段取りを。

  4. 4

    組み立て 約30分

    ほとんどがケースの組み立て。濃縮器とはチューブを挿すだけでつながります。

  5. 5

    少しずつ慣らす

    扉を開けたまま置く → いつものクッションを入れる → 自分から入るのを待つ。無理に入れないのが近道でした。

  6. 6

    延長・返却

    終了の1週間前に連絡が来るので、延長するかを答えるだけ。返却するときの送料は利用者の負担です。

申し込む前のチェックリスト

0 / 6 クリア

メーカーに確認したこと(濃度・温度)

  • 窓をすべて閉めた状態でケース内の酸素濃度は約40%
  • 特に疾患がない場合は、小窓を少し開けて35%程度が目安
  • 猫と犬で推奨される濃度に違いはない
  • 動物病院から指示がある場合は、その指示が最優先
  • ケース内の温度は部屋と同じになる設計(実測の差は0.4℃)

酸素濃度と使用時間は、必ずかかりつけの動物病院の指示に従ってください。上の数値は2026年9月時点のメーカー回答で、濃度は当方では実測していません。

よくある質問

Q電気代はどれくらいかかりますか?

24時間つけっぱなしで約8.26kWh、電力単価22円/kWhなら1日約182円・30日で約5,454円でした(実測)。1日8時間なら30日で約1,818円です。ページ内のシミュレーターでご家庭の単価・使用時間で試算できます。

Q音はうるさいですか?

手が届く距離で52〜58.8dB(換気扇や洗濯機くらい)、扉を1枚隔てた隣室では35.3〜40.7dB(冷蔵庫くらい)でした。一定のリズムで音が大きくなったり小さくなったりするのが特徴です。

Qどれくらいの広さが必要ですか?

ケースと酸素濃縮器を並べると、幅55cm×奥行102〜110cmほどの床が必要でした。濃縮器の吸気フィルターを外側に向けると8cm節約できます。5畳の部屋に置けましたが、存在感はあります。

Q酸素濃度はどうやって決めますか?

必ずかかりつけの動物病院の指示に従ってください。メーカーへの問い合わせでは「窓をすべて閉めて約40%、疾患がなければ小窓を少し開けて35%程度が目安」との回答でした(濃度は当方では実測していません)。

Qタイマーはありますか?

ありませんでした。操作は電源のオン・オフと流量つまみだけなので、使用時間はご自身で管理します。

Q返すときに費用はかかりますか?

返送の送料は利用者の負担です。一方で、通常の使用による傷は弁償の対象外でした(故意の破損を除く)。

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